コンテンツへスキップ →

ZINE「音楽とテクノロジーをいかに語るか」

BOOTHにて電子版好評販売中!

文学フリマ東京36で頒布したZINE「音楽とテクノロジーをいかに語るか?」の冊子版はおかげさまで完売しました。現在は、PDF及びEPUBで閲覧可能な電子版を販売しています。どうぞご利用ください。

2024年2月いっぱいで販売を終了しました。現在、増補改訂版の発行をめざして企画中です。

概要

ZINE「音楽とテクノロジーをいかに語るか」書影

 音楽とテクノロジーが深い関係を持っているなんていうことは、いまさら改めて言うほどのことではないのかもしれない。けれども、そのふたつをうまく結びつけて語ることはおそらく思ったよりも難しい。音楽という眼鏡でテクノロジーを見ることや、テクノロジーという道具で音楽を理解しようとすることは、大変だけれどもできなくはない。そうではなく、音楽とそれをとりまくテクノロジーを重ねて語ることによって、音楽とテクノロジーを同時に批評すること。これはなかなか難しい。しかし、そうでなくては意味がないのだ。なぜなら、音楽とテクノロジーは、一方によって一方が利益を得るような関係によってではなくて、もっと錯綜して入り組んだ関係を互いに築いてきたからだ。テクノロジーによって音楽が生まれるわけでも、音楽のニーズにしたがってテクノロジーが発展するわけでもない。いや、そもそも一本道をすんなり進むような「発展」そのものが存在しないのだ。

 音楽とテクノロジーを同時に語る。音楽に批評的な眼差しを向けながら、テクノロジーを支えるイデオロギーにメスを入れる(逆もまたしかり)。そんな仕事が可能であるとしたら、どんなものだろう? そう考えながらこのZINEを編んだ。いわばこれはその試みの通過点であって、経過報告書にすぎない。今後もZINEにするかどうかはわからないけれど、ライフワークとして考え続けたい、そんな所信表明としてここに発行する。

「音楽とテクノロジーをいかに語るか」本文より

音楽制作とテクノロジーを主題にしたZINE「音楽とテクノロジーをいかに語るか」をつくりました。25のブック&コンテンツガイド、15ページにわたる年表、論考「バッドノウハウはなぜ批評の問題になるのか」を収めた小さな冊子です。

誌面サンプル

正誤表

印刷後にわかったミスについて、以下の通り訂正いたします。(2023/05/29)
PDF及びEPUBの電子版では内容を訂正しております。

p.8
誤:(トランスの定番シンセ、Roland JV-8080)
正:(トランスの定番シンセ、Roland JP-8000/JP-8080)

p.20
誤:シーケンサーソフトVision が改称し、Digidesign 社のサポートを得てオーディオに対応。
正:シーケンサーソフトVisionに、Digidesign社のサポートでオーディオ対応した上位版が登場。

お問い合わせ

ご意見、ご感想、ご指摘などありましたら、以下のフォームよりご連絡ください。表示されない場合はこちらのリンクをご利用ください→Google Forms

文学フリマ東京36

文学フリマ東京36(5月21日(日)於・東京流通センター)にて頒布開始です。サークル番号は「き-72」です。ウェブカタログはこちら!