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すいません、今回はコメント省エネモードです。ただ曲数は20曲あるよ。

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RIIZE - Impossible

RIIZE、Get A Guitarはめちゃ好きだったもののそれ以降はさほど刺さらず、ただ突然ナイスなハウスチューンを出してきておれはとてもうれしい。ハウシーなK-POPはなんぼあってもいいですからね。

Kep1er - Straight Line

Kep1erの日本でのアルバムからのシングルカットですが、ゼロ年代からアーリー2010sのJ/K-POPの記憶がくすぐられるめまぐるしい1曲で、ここに来て花火上がったな~みたいな気持ちに。哀愁あふれるアコギのカットアップから「ズキュズキュズキュズキュ」ってイントロですでに泣ける。

ME:I - Sugar Bomb

「Click」でME:Iええやん! となっていたらカップリングもフューチャーガラージの向こうにゼロ年代エレクトロニカの幻影が透けて見えるみたいな質感がめちゃくちゃ素晴らしい。ちょっとLuomo(Vladislav Delayのハウス名義)とかああいう感じというか。

春野, TAKU INOUE - Spring Has Come

春野とTAKU INOUEのコラボ。これほど俺得なことがあるだろうか(反語)。楽曲の展開や細かいトランジション(音の抜き差しや大胆なドラムサンプルの挿入)がイノタク印で大満足。

in the blue shirt - Place for Us

リリース活発なin the blue shirtの新EPから一曲。ソウル・シンガー、というか伝道師の説教みたいなヴォーカル・サンプルのアツさと多幸感あふれるコード感と割とまるっこくキュートなサウンドの対比がすごく好きです。

斉藤朱夏 - 離れないで

声優アーティストのネオシティポップ系バラードでこんなに充実した鳴りの曲ってマジで少なくないですか? ステレオ感がきちんとゆったりあって、音数少ないけどすかすか感なくて。中盤から遠くでたっぷりのリバーブで鳴るパッド的なSEもちょっとシネマティックで良い。

亜咲花 - So Prescious

ゆるキャン△第3期のエンディング曲ですが、歌唱が亜咲花で作詞・作編曲が佐々木恵梨、そして歌いだしが「SHINY DAYS」というのはもう「最終回」なのよ。ミッドテンポのソウルマナーのバラードとしてもクオリティ高い。

Alice Glass, Jupiter io - Drown

Alice GlassによるSmashing Pumpkinsのカヴァー。歪んだビートとリフレインでミニマルに再構築した誇張されたオルタナでとても良い。etherealな美学いまだ死なず、的な……。

JEWELSSEA - Glimmers & Gallops

フィラデルフィアのプロデューサー、JEWELSSEAはこないだ2月にアルバム出したばかりなのだが早くもEPが。3曲まとめて1曲、みたいな構成なので通して聴いてほしいけれどここでは2曲目の軽快なリズムが心地よいこの曲で。サンプルとループを軸としながらも反復の(ダンス・ミュージック的な)快楽にはいかずに細かなリズムとハーモニックなテクスチャで聴かせる感じがとても良い。

Kaho Matsui - you don’t have to tell me the rest

Twitterでたまたまアルバムのteaserが流れてきて気になり、リリースされた同作を聴いたらとてもよかった。フィラデルフィアのコンポーザーでマルチ奏者のKaho Matsui。ギター弾き語りとエレクトロニクスで編まれたアンビエント的な歌モノ、というとClaire Rousayのsentimentと並べてもいい感じかもしれない。でもサウンドのレイヤーがノンシャランとしつつも奥行きのあるこちらのほうが個人的には好き。

Salami Rose Joe Louis, Flanafi - The Severity

Salami Rose Joe LouisとFlanafi(Simon Martinez)のコラボアルバム『Sarah』より。コードや楽曲構成にはSalami Rose Joe Louisらしさとコラボのシナジーを感じる一方、この曲のフォーキーな感じはSimon Martinezのカラーかしら。あんま自分の曲でやらなさそうなメロだと思う。でもFlanafiのこれまでの作品を聴くと、このふたりのコラボならむしろもっとローファイでベッドルーム・ポップな感じに仕上がりそうなのに、すごい突飛なミクスチャー感があって不思議。いや不案内で申し訳ないですが。

samayuzame - シンデレラ・コンプレックス

前のシングルも取り上げたけれど、今回は濃密な展開とメロのキャッチーさ(怒られそうな言い方だけれどTikTokでバズっててもよさそうな)、あるいは曲調やアートワークはサブカル的な意匠を思わせつつストレートな異議申し立てになっている歌詞といったバランスの巧みさがすごく光る1曲。

頓知気さきな - どうしよっかな

柴田聡子提供曲。『Your Favorite Things』では影を潜めた口語的ではずむように展開していく言葉とメロディの魅力があふれていて、頓知気さきなの力みをかんじさせないヴォーカル(アウトロかわいすぎる)も素晴らしい。

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北村蕗 - 櫻

北村さん最大の強みといっていいヴォーカルを極限まで駆使したようなインパクト大の新曲。幾重にも折り重なる多重録音によるコーラスワークに、拍子感覚を自在にとろけさせていくアレンジの緻密さに圧倒される。

VHOOR - Igrejinha

これまでも結構推してるベロ・オリゾンテのプロデューサー、VHOORのアルバムより。ミニマルさを極めたクールなビートはVHOORのディスコグラフィのなかでも結構一線を画すスタイルで、もはやビートレスに近いアトモスフェリックなサウンドのなかにファンキの残像が見えるみたいなドープなビートにビビる。特にそれが極まってるのがこの曲。同じくベロ・オリゾンテのプロデューサー、DJ Anderson do ParaísoのNyege Nyege Tapesからのアルバムと並べて聴いてもいいかも。

SAM MORTON, Equiknoxx - Cry Without End - Equiknoxx Remix, part 1

俳優、サマンサ・モートンのシングルをEquiknoxxがリミックス。めちゃくちゃウォームなメロディに対して脱構築されたダンスホールでアンビエントに接近するこのクールさは、一昨年のEla MinusとDJ Pythonのコラボを思い出すような中毒性あり、素晴らしいです。

Mxshi Mo, Scratcha DVA, Sola - Grind

南アフリカはピーターマリッツバーグのプロデューサー、Mxshi MoとロンドンのプロデューサーScratcha DVA、同じくロンドンのシンガーSolaのコラボ作。Mxshi MoとScracha DVA(Scratchclert)はこれまでもコラボ曲があり、Gqomを軸に南アとUKのビート交流を行ってきていたけれども、今回の曲はGqomのダークさのなかにレゲエのフィーリングを取り入れた渋いヴォーカルチューンでかなりかっこいいっす。

Sega Bodega - Adulter8

てっきりSega Bodegaの新譜は5月に出るもんだと勘違いしていて「アルバム出てんじゃねえか!」とビビったんですが、良かったです。やっぱり『Romeo』はビートにこめたジャンル的意匠が少し浮いてた気がするんだけれど今作はすごくスムースだと思う。言うてElk Skin大好き~みたいになっちゃうものの、ビートパターンがモーフィングしていくのにあわせてアシッドベースが浮かんでは消えていくこの曲も展開がちょうかっこいい。

valknee - Over Sea

valkneeのアルバム『Ordinary』よかったっすね。私見ながら、とびきり親密な呼びかけでありつつものすごい開かれを感じる「Over Sea」がベストトラックでござんしょう。

Wu-Lu - Sinner

スプリング・リバーブのぴちゃぴちゃした響き、トリップホップへつながっていくようなポスト・パンク的なリズム隊。さりげなく登場して緊張感を与えるストリングス(あそこのリズムのアレンジもいいっすねぇ~)。なんでWu-Luこんなに琴線に触れるの! って思って因数分解するとそりゃ好きだわ……となる。こんな感じだけどシンガロングできそうなメロなのもいいよ。5月のEPのリリースが楽しみ!

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