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何度か書いてますが、昨年から「ポプミ会アドバンス」と題して、Simon Reynoldsの_Retromania: Pop Culture’s Addiction to its Own Past_(Amazon商品ページ)の読書会を開いております。昨年いっぱいで一章分を読み切って、区切りが良いので仕切り直してスタートする予定です。

ポプミ会アドバンス第二期は、**2月11日(日)19時~**からポプミ会Discordサーバーで行う予定。もし関心のある方はこちらのリンクからサーバーに参加ください(リンクは投稿日の1月19日から一週間有効)。

この本は特に2000年代に顕著になった(という)ポップカルチャーの過去への耽溺を扱った本で、過去を絶え間なく参照しつづけ、ひたすら「リバイバル」を繰り返すポップカルチャーに未来はあるのか? という話をしています。まあ10年以上前(原著刊行は2011年)の本なのでいまから見て牧歌的に思えるところも多々あるんですが、一方で、基本的な問題意識は古びていないばかりか、もっと切実になっているようにも思われます(実際、この本へのアクチュアルな応答として、柴崎祐二『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす 「再文脈化」の音楽受容史』が著されています(Amazon商品ページ))。

「レトロ」そのものに興味なくとも、2000年代の(英語圏の)ポップカルチャーや、あるいはインターネット以後のクリエイティヴに興味あればおもしろく読めるかと思います。Daniel LopatinとかプロトVaporwave的なトピックも結構出てくるのがわかりやすいアピールポイントかも?

まあまあスローペースで、参加者がそれぞれ数パラグラフの担当箇所を翻訳して持ちより、ああだこうだと喋る会です。翻訳さえ仕上げてもらえば機械翻訳などを活用してもらってまったく構いません。2月11日(日)の初回は改めての顔合わせとこれまでの振り返り、今後の進め方についての話し合いをする予定です。もし関心がある方はお気軽にどうぞ。

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