最近Kindle本をよく聴いている。家事をしているときや歩いて出かけるとき、以前はラジオやポッドキャストを聴いていたところをKindle本に変えた。といってもオーディブルではなくて、スマートフォンのAlexaアプリによる読み上げ機能を利用している。さすがに本腰入れて熟読したい専門書を聴くのは難しいし、おそらく小説も読み上げのクオリティから考えて好ましくないが、たとえば新書だったらAlexaの読み上げで十分だ。くわしいやり方は以下の記事などを参照。
AlexaのKindle読み上げ速度調整なら聴く読書で本が3倍読める・楽しめる | エンジョイ リスニング
「ながら聴き」だけがメリットというわけではない。最近シンプルに読書がしんどい。そもそも読書の姿勢をとるのが大変。紙の本だとなおさらだ。KindleやiPadのほうが姿勢の融通がきくので好ましい。そんな状況ではいきおい、読書自体がどうしても億劫になってしまう。これはいかんな、と思っていたところで、読み上げを活用することにした。
最初は「文章を目で読んだほうが速くて効率いいのでは? 聴き逃したり、すぐ忘れちゃったりするのでは?」と思っていたけど、慣れてしまえばどうということはない。むしろ身体的負担を最小限に一定の時間を割けるので効率はどっこいどっこいだ。あとで読み返したいというトピックはキーワード単位で覚えておくかメモをして、あとでKindleアプリから検索をかけるようにしている。
同じくスマホで、Chromeの読み上げ機能でウェブサイトを読み上げてもらうことがある。そこそこの長文の場合はこちらのほうが望ましいまである。読み上げ最高 いちばんすきな上げです。次点はお焚き上げ。
さて、「聴く」となると重要なのはイヤホンだ。外を出歩くときにはJBL WAVE BUDS、家で作業しながら聴くときには耳をふさがない空気伝導イヤホン(死ぬほど安い、知らんメーカーのやつ)を使っている。
WAVE BUDSは手頃な値段ながら使い勝手がよく音もまずまず良い(外で使う前提のイヤホンに、あまり音質を求めていないのが大前提だが)。シリコンケースを別途買って、カバンにぶら下げておいたりしている。空気伝導イヤホンは耳のあたりに小さなスピーカーを添えるような理屈で、カナル型の圧迫感がないのが良い。音質はたいしたことないし、音漏れがきになるし、外では使わない。しかし音楽を聴くのでなければ超楽。
こうして耳での読書に慣れるとオーディブルも案外悪くないかも……と思う。もっとも、Alexaの読み上げで困ることはほとんどないのだが……。