11月のBandcamp Friday、そこそこ買い物したので備忘録的にメモ。
Salamanda, In Parallel
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韓国・ソウルのアンビエント・デュオ、Salamandaのニューアルバム。前作『ashbalkum』(2022年)が話題になっていたのでご存知の方も多いのでは。先行リリースのひとつ、‘make a jam, by myself’というリフレインが印象的な"Homemade Jam"が好きでこりゃいいぜと買おうと思っていた。
Kat7, Motherboard (Deluxe)
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双方ベルリンを拠点とするExile Di BraveとEquiknoxxのメンバーGavsborgのユニット作。“Funk Schön"のフリーキーなリディムがよくてVersionの入ってるデラックス盤を。Gavsborgはなんかすげーリリース多い。要チェック。
Nikki Nair, Breaka, Thys, Extra Playtime
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アトランタのNikki NairによるUKのBreaksとオランダのThysとコラボしたEP。Nikki Nairは割と好きで、まっすぐ全力疾走みたいなビートをやっているときがいちばんぐっとくる(このEPだとBreaksとの"The Zoomies"がそれか)。
Laurel Halo, Atras
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ロサンゼルスのLaurel Haloのニューアルバムは話題になっていたのでいわずものがだけれども構築的な美がものすごい一作。アルバム全体でみたときにCoby Seyの参加するわりとシンプルな(しかし絶妙な音の積み重ねが聴ける)‘Belleville’がやはり白眉、シングルで聴いたときもよかったけど厚いレイヤーのつくりだす微妙な陰影が印象的なアルバムのなかにぽっかりと開かれた場所ができるかのような……。あとなによりロスレスでちゃんと聴きたいいうのがありますわね。
Sampha, Lahai
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SNSで話題騒然となったロンドンのSamphaのニューアルバム、エクレクティックなサウンドのきめ細やかさは、こちらもロスレスで聴かなあかんやろうということで。アコースティックなサウンドとエレクトロニックなサウンドの融合、という古くて新しいアジェンダが思わぬ方向から達成された感じというか。ビートにはドラムンベースやジャングルも感じ、サウンドにはポストクラシカルっぽい(というのはつまり、スタジオ芸術としての弦楽、程度のニュアンスだが)、全体としてはR&B、というバランス感がすごい。
TECHNO GAKSULI, JJAM-BBONG
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TECHNO GAKSULI fka DJ SEESAAの3曲入りEP、韓国のカラオケ楽器からインスパイアされつつレイヴィーな楽曲が詰まっている。USB形式でも売っているのだけれどポンチャックとかの音源がUSBで流通しているのをオマージュしたものだという。2曲めの’Middle Age Crisis’、曲名もすごいがすっこんすっこん言うビートの中毒性が高い。。。
ulla, foam
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昨年のリリースで印象的だったアンビエントといったらこれだったなというので記憶にひっかかってたのを購入。フィラデルフィアのulla strausのulla名義でのアルバム。断片化されて漂うグリッチがフェティシズムにならないラインで配置されていく構成の妙がいい(曲の尺が割とタイトなのも)。
Loraine James, Gentle Confrontation
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ロンドンのLoraine Jamesによるアルバム、このひとのキャリアのなかでも最高といっていい気がする。Loraine Jamesのビートはダンス・ミュージック的というよりもちょっとリズム自体がメロディアスに感じるときがあって、多用されるロールやスタッターの使用なんか、最初は違和感あったけどハマるとやみつきになる。ダンス、エレクトロニックの先入観で聴くよりも、マスロックマニアとしての一面なんかを知ったうえで聴くと納得の深い人である。
HITECH, DÉTWAT
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デトロイトのHITECHはセルフタイトルのアルバム(HiTech, 2022)も評価が高かったが、ゲットーテックのビートの力とそこから浮遊するコードとメロディのコントラストの妙がグループのカラーとしてすごい確立されてるなと思う。
Thomas Brinkmann, Max 1 Axel / Bernd
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ベルリンのベテランThomas Brinkmannのヒット曲’Tina (it was never you)‘に結実するセッションからのテイクが集められた1999年リリースのEP。単にバリエーションといえばそうなんだろうけどもともと好きな曲だし、実際聴いてみるとあの超かっこいい珍妙なテクスチャの4つ打ちが思う存分味わえて良い。
キッズだったわたしはこれをスペースシャワーTVだかで見て「うひょー」となったわけです(唐突な思い出がたり)。
Surusinghe, ‘Bop,’ ‘Boka’ (from Brake Fruid)
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AD 93からリリースされたメルボルン出身ロンドン拠点のプロデューサーSurusigheのEPから2曲。ちょっとBPM高めでアグレッシヴな曲がすごく好みにハマったので購入。
Dario Zenker, ‘Ear 660 Cruise’ from Reflection
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ドイツはミュンヘン、Ilian TapeのZenker BrothersからDario Zenkerのアルバム_Reflection_がリリースされておりそれ全体的によさげな感じだったのだが、特に気になった曲をとりあえず。ヒプノティックなグルーヴでぶち上げるでもキマっていくでもなく、ドローンを背景としたドラムとパーカッションの緊張感でもってる感じがすごい好き。
Elisa Bee, ‘Boiling Point’ from Devotion EP
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Uncertain, ‘Bullet’
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Fireground, ‘Spice Up’ from Recreation
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Fireground, ‘Be Wild,’ ‘United,’ from Dreams
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このへんは現行ハードミニマル(いま風の言い方だとハードグルーヴ?)が最近きになってちょくちょく聴いたり買ったりしており、的なやつ。こういうのを聴くとぶち上がると同時に安心を覚える、謎……。
comoufly, ‘(I’ve Been) Lookin 4 U’ (single)
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camouflyわりと好きでリリース集めようかなと思いつつ(フルディスコグラフィー買えばいいのか)とりあえず前ちょっと聴いてきになってたのをあらためて聴き、購入。ベタにこういうのに弱い。
kLap, MLK NERVOSO
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ブラジル・ブラジリアのkLapは、ミナスジェライスのVHOORと並んで個人的にすごい好きなブラジルのプロデューサーで、エクストリーム化する荒々しいファンキと違ってエレクトロニック・ミュージックとしての洗練みたいなのがあってよくチェックしている。といってもkLap(VHOOR)もいわゆるファンキに限らずハウスもやりゃトラップもやりゃアフロビーツもやる万能選手で、ファンキやるとしてもメインストリームな奴ともアンダーグラウンドな奴とも違った味わいがあり。_MLK NERVOSO_はすごくとっつきやすくもあっておすすめです。
以上です。今回まあまあ散財したので来月もこのペースでやるかはわかりませんがなんか買ったらメモします。