星野源「Cube」をひょんなことから聴いてしまう(最近、あまりに気力がなく、聴こうと思っている新譜を1,2ヶ月平気で放置していることがままあり、「Cube」もそうなる気がしていた。だいたいプレイリストとかライブラリにまとめてんだけど、なんか冬をこすためにどんぐりを地中に埋めて忘れてしまうリスみたいな気分です)。意欲的で面白い、これが映画の主題歌って変でいいっすね。と思う一方で、「すごい曲だ、いい曲だ」と聴き入るよりも、これによってなにを乗り越えようとしているのかのほうに気を取られてしまって、判断に困った。手数が多く展開もめまぐるしいが編成は超ミニマル。終止感のない(分析した、というかそもそもできるわけでもないのであれだけど。)変な終わり方。押韻や譜割りによる言葉のリズムの紡ぎ方。自分なりに解きほぐしていくといろいろわかることがありそうだけど「なにがこの曲を興味深くしているのだろう」という方向ではなく「この人はこんなつくりにすることでなにに挑戦しようとしているのだろう」という方向に思考が進んでいってしまう。
_L0IRN_wサムネがオーソン・ウェルズ。
「草ノ根」というZINE(@kusa_no_ne_)を買った。vol.2とのこと。ここで買えます。アボかどさんが書いているというのをきっかけに知った。紙面は想像していたよりもしゅっとしているというか、ZINEに自分がしばしば感じるような過剰さやアマチュアリズムはそれほどなく、テーマも記事もフォーカスが効いていていい意味で抑制されているというか。B6サイズで表紙含めて24ページ、写真もふんだんに効果的に使われて、ボリューミーではないがフォーカスがあっているので読み応えががっつりある、すごいな。いいな。そんななかでコラムのページによせられた4つの小文が放つごつごつとした感じに心動かされたりもする。あ、知るきっかけになったアボかどさんの文章もよかった。分量はタイトだけれどここから考え始められることがいろいろある。
SACOYANS『Gasoline Rainbow』めちゃくちゃに良い。去年の『Yomosue』から知った新参なのだけれど、SNS経由の知り合いは結構古くから追っている人が多い気がする。最近はパソコン音楽クラブ『See-Voice』と『Gasoline Rainbow』の二本柱みたいな感じです。その柱でなにが建っているのかはわからないけれど……。すごいメロディ(歌も、メロディ楽器も)の優れたオルタナティヴ・ロック、と言ってしまえばそれまでになってしまう、もっと尽くす言葉があるはずなのに。
いいですね。ちなみにおれが一番好きなのは「偉大なお告げ」です。
これはSACOYANバージョン(バンド編成だとSACOYANS)
「何時に寝ようが6時くらいに起きる」という謎のクセがあったのだがここ2,3日は0時から1時に寝て8時過ぎに起きる、7~8時間睡眠が続いている。かといって日中楽になっているわけでもないんだけど。夜に運動してるからなのかな……