ブライアン・イーノ「作曲の道具としてのスタジオ」1979/1983
ブライアン・イーノの講演・エッセイ、The Studio as a Compositional Tool(1983)の訳。勝手訳なので予告なく削除することがあります。ノン・ミュージシャンーーつまり伝統的な音楽教育を受けてもいなければ、自ら楽器を演奏するのが仕事でもないーーなミュージシャンの存在を可能にした20世紀のテクノロジーの発展について自身の経験をもとに語ったもの。「録音」とはなにか、「多重録音」がもたらしたものとはなにか、が平易に語られる。40年以上前のレクチャーだから最先端のテクノロジーを説明しているわけでもないし、各テクノロジーが出現した正確な年代とか固有名詞を知れるタイプの文章ではないけど、知的好奇心をくすぐられるものではある。