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 漠然と体調が悪い。睡眠不足と胃腸の不良。ここで温泉に頼ってしまいそうになるが、早めにあげないといけない原稿があって朝から昼まで書き物をする。ブクガのライブレポート。めちゃくちゃ詳細なレポートってやっぱりできなくて、どうしようか、面白いものが書けているか、よくわからんのだが、がむしゃらに書いている。セットリストをSpotifyでつくって繰り返し聴いているとだんだん物足りなくなってはやく次の単独観たいなって気持ちになる。スタジオ・ライブが収録された『海と宇宙の子供たち』の限定盤Aを買おうかな。

 あいだあいだに、今月中にポストするつもりの星野源評(英語記事)をちょくちょく書き出す。星野源のサブカルスター→ポップスターというキャリアの特異さと並行して「イエローミュージック」から「ポップ」への転換にポテンシャルと限界を見る、みたいな、まあいろんなところで書いてることですね。あと、日本のテレビバラエティ的な芸能感覚を説明できるか? とかも考えたりする。無理はしません。

 去年の上半期とか、週イチくらいのペースでそれなりの分量の英語を書いていたのだが、その質はともかく、そのくらいの濫造状況に自分をおかないと語学力とか死ぬよな。とはいえいまだにしゃべれない。練習してないから当たり前。リスニングもほんとやってないな。これもまた場数が必要で、Skypeとかで喋れるやつ、あれいつかやってみたいな……と思いつつなんやかやで夢物語。いっそセブ島に数ヶ月……? 学生時代の友人がそれやって、めちゃくちゃ英語力がついた、らしい。本人は謙遜してたがまわりの人が驚いていた。

 先日のイベントで本が結構売れたもので、そのままいい気になって本を買う。韓国の近現代史についていくらか(といっても新書だが)とユリイカの男性アイドル特集号。昨年の秋から冬はvaporwaveとJ-POPのことを考えて頭がいっぱいだったので読もう読もうと思いつつも読めていなかった。ちょっとずつ読んでるが面白い。きょうはグレイソン・ペリーの『男らしさの終焉』を注文した。すぐ届くだろう。

 高野雀さんの同人誌「After the Party」を読む(「(J)POP2020」で会ったときに貰った、ありがとうございます)。阪神大震災後の風景を再現しながら紡がれる架空の一夜。経験談を元にはしてるそうですが。細かい注釈に助けられながら追体験する25年前のカタストロフ、のあと。名作だと思います。

 「ユリイカ2004年9月号 特集*はっぴいえんど」を読んでいる。「はっぴいえんど史観」なる語がいつごろから出だしたのか気になっている旨ツイートしたらたしか篠田ミルさんがサジェストしてくださったので読んだ。この時点で「はっぴいえんど史観」の批判的検討ががっつりされているのに16年経っても「はっぴいえんど史観」が生き延びている不気味さを思う。あと、その批判の口ぶりの進歩のなさも。もはや「はっぴいえんど史観」批判もそれ自体クリシェ化して…… なんかめちゃくちゃクチの悪いことを書きそうなのでやめておく。

 このユリイカに載っている岡崎乾二郎の論考もやはりよくて、岡崎さんのポップミュージック論をまとめて読んでみたくなる。今度「視覚のカイソウ」を観に行くので、なお楽しみになった。

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