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意味の単位(7)

前も書いた気がするが、知らんまに親がソーダストリーム(家で炭酸水がつくれるやつ)を買っていた(というかたぶんおれが実家戻る前にはあってたのを最近ひっぱりだしてきた?)ので、思い出したように使ってレモネードやらクラフトコーラもどきを嗜んでいたのだけれども、ひょんなことから希釈して飲むフルーツ酢を炭酸水で割るのに目覚めた。お酢はいい。すっぱいものは元気がでる。元気がでるといえば、チャイもよく飲むのだが、シナモン・カルダモン・クローブにくわえて生姜をがんがんきかせて赤唐辛子と胡椒をいれるとぽかぽかしてよい。飲み味も刺激的。

YouTubeで「錦鯉のM-1最終決戦ネタで渡辺が見せた最高のスカシ」みたいな10秒くらいの動画がサジェストされてきて驚いた。「このネタがいい」のではなく、「このネタのこの部分がすごい」というのをピックアップしてシェアする(まあ違法ですが)。それは「いいとこどり」のようでも、ディテイルにたいするフェティシズム(記録された映像であるがゆえに演芸であってもまたフェティッシュたりうる)のようでもある、あるいは「倍速視聴」的なイージーで手っ取り早い消費と断じるものもあるだろうけれども、一方でこの10秒は錦鯉(の渡辺)の芸風全体をひとことで要約するような雄弁さもある。いちがいにこれを断片化した消費と言いうるのかどうか、むしろすごい批評なんじゃないか、などと思う。注目スべきは、断片化されたコンテンツのほうではなく、それがどのようなコンテンツ間のネットワークやコンテクストを前提としているかであって、TikTokのヴァイラルヒットやミームなんかもそのような観点が不可欠になる。

かわE(曲はSerph feat. ずん)

宇多田ヒカル『BADモード』のリリースにあわせて配信されたスタジオライブを見た。素晴らしい内容で、正直音源ではあんまりのれなかった部分も興味深くひきこまれた。宇多田ヒカルがうたうときに放つ身体性、リズムのとりかた、みたいなのはやっぱり独特で、ビビッドに演奏に反応して音源とはやや違う譜割り(3連系が16ビートに寄っていたり、そこがゆるやかにつながっていたり)になったり、かと思えば演奏に対してなんでそう点を置いていけるのか微妙にわからないところもあったり、おもしろい。

altopaloの名盤『farawayfromeveryoneyouknow』がデラックスバージョンに。「party song」のIan Chang Remixが素晴らしく、ほかのリミックスもよいのだが、未発表のオリジナル「what (we) are」が特に良い。というかやっぱりこのアルバムは素晴らしい。2020年代を占うつもりで音楽を聴いている人というのはどうやら世の中にたくさんいるらしいがそれがあるとしたらaltopaloのこれだよおれにとっては。

ふとした拍子にサジェストされたシリーズ、QX3でごりごり打ち込みする現在の浅倉大介……。すごいけど多分こういうのを今でも職人的にできる人けっこういるんだろうな。ここまでの人は多くはないだろうけど、身体がおぼえてて、みたいな。

8年前にKassa Overallの身に起こった出来事とは……? タイトルが気になってみはじめたら話のはじめが「夢をみて……」だったので「な~んだ、夢の話か」と思ってたら、「いや、待って、だめだめ……」と胃が痛くなった。「でもかえってすっきりしたよ」っていうの、肝がすわっている。

ちょっとDIYしたくてホームセンターに行ったら、ワンバイフォーやツーバイフォーのSPF材が以前の1.5~2倍くらいにまで値上がりしていて驚く。多分木材不足がもっとひどかったときはもっと高かったのだろう(状況が改善したわけでもなさそうなので、これから値上がりが続くのだろうか)。木材でなにかする予定を変更して、全ねじをつかうプランBに。

こうなった。なんかもっとやりようあるやろとおもいつつ…… ただこれ照明吊ったりカメラ吊ったりもできるからな。

はい。

カテゴリー: Japanese