コンテンツへスキップ →

意味の単位(6)

先日Twitterでシンゲリの話が出てて、Nyege Nyege Tapesのコンピ2枚で知ってるくらいではあるのだが、そういえば去年だったかNTSがシンゲリのショートドキュメンタリをつくってたな、あれに出てくるDJソフトが謎だったんだよな、とつぶやいてみたらあっさり解決。Virtual DJだった。UIがちょっと違うので現在もある機能なのかわからないが、12トラックくらいのループサンプラーが搭載されていて、それにネタを次々読み込んでがんがんかぶせていくスタイルで制作されているようだった。いや、それが制作のすべてではないだろうけれども、上掲の『Sounds of Pamoja』などでもわかるように、アップテンポでカオティックな音楽性の割に一曲一曲が長く、そういうのってDAWでいちから打ち込んでかたちにしていくにはしんどいスタイルだし、MCが結構重要っぽいので、Virtual DJで半即興的にネタをかぶせてMCが煽って……というライブ感がまず先にありそう。

https://youtu.be/EWy1Z1Rpyts

こういうことですね。やってることはシンプルだけれどこれの扱いを習得するのはシンゲリを構造的に理解して打ち込むより難しいのでは? という気もする。

揺らぎのリミックス企画に参加。マスタリングはまさかのゴッチさん。ほかのみなさんが盛り付けまでこだわった洗練されたリミックスを提供するなか、なんかおれだけ手づかみでサラダチキン食べさせるみたいな感じでちょいはずい。自分がいうのも何様ですがさすが力作ぞろいなのでぜひ通して聴いてみてください。あとジャケがめちゃいい(前のリミキシーズもはんぱなくジャケがいい)。

岩波ホール閉館の知らせに接して語られるさまざまな思い出に漂う「文化」のかおりに辟易する。

「ラヴィット!」で相席スタート山添が「ラヴィット実は収録だった」とカマして、まあそのボケ自体はそこまででもないのだが、川島のツッコミや共演者のブーイングをものともせず「だってまだ12月じゃないですか」と平然とした顔で続けてたのがすごくて、もうずっとそのことが頭から離れない。

ヒコロヒーのナイスダブルピース

長谷川白紙の歌詞を読む会 第2回が開催された。今回は初回のときのようなキマり(TALK LIKE BEATS参照)はなかったのだが、「うーんうーん」とうなりながらああでもないこうでもないとぐずぐずやるのはやはりよかった。しかし最終的に出席者から超弩級のボムが投下され、こうなった↓

日記を編集し直して(日記としての体裁は必ずしもとらずに)ZINEにしようか、と考えている。PDFで配布……販売かもしれないが。

中村佳穂「さよならクレール」、そうか~という感じで、特にハマらず。「アイミル」もそうなんだけど。すごいことやってるかどうかと好きになれるかどうかは全然関係ないのよね。なんというか、「どんどんすごいことになってきてるけど、別にその方向のすごさには面白みを感じない」と思うようなことが、ここ最近ずっと続いている。多くの人はそっちの方向のすごさに率直に圧倒され好ましく思っているようなのが虚しい。なんなんだろうか。

ここ数日、お昼~夕方に「うお~もう駄目だ~」となっていたのだが、ためらわずに昼寝するようにしたらなんとかなってきた。毎度そう首尾よく眠れるとは限らないけれども、あったかくして加重ブランケットにくるまって好きなことを考えつづける。すると、いつのまにか気を失っていたり、あるいはしんどさがやわらいだりしている。

カテゴリー: Japanese