コンテンツへスキップ →

健康と能率(2)

フィジェットトイ(手元がさみしくてなにかをいじいじしてしまうときに手頃なおもちゃ)が欲しいがネットで何度か買ったのがどれもサイズやクオリティに不満が多くて同じ値段かけるなら自作したほうがいいんじゃないかと思っていた。それでいろいろ調べてたら、とあるツイートで100均で売ってるスマホゲー用のボタンがいいみたいなことを見かけて実際にそれに近いものを探してみた。入手できたものはスマホ本体をクリップではさむようにしていわゆるL・Rボタンを実装するような仕組みになっているのだけれど、おなじく100均で売ってる6mm厚のMDF材をいいサイズに切ってはめこんでみると、たしかに悪くない。面取りしてにぎりやすくして、いつでもサワれるようにデスクの上にぽいっと放ってある。

ある日、昼過ぎから打ち合わせがあり、ほぼ雑談の愉快な内容でこころは晴れ晴れしたのだが、なんでかその日はたまたま、最近気をつけていた食いしばりの癖がぶり返してきていたようで、Zoomの画面を閉じて一息ついた途端に奥歯の違和感と頭痛が襲ってきた。ロキソニンを飲んだらすっと痛みはひいたが、いや多分話をしているときはアドレナリンでも出てたんだろうな。っていうか、もしかしてポッドキャスト収録後やリモートのインタビュー収録後に疲労困憊になるのって喋って頭使ったからじゃなくて噛み締め癖のせいなのかも? 今度から人と話すときは気をつけよう……

もうかれこれ8年くらい履いていたKEENのサンダルが、ソールがまるごと剥がれるというショッキングな壊れ方をしてしまって、どうしたものかと思ったんだけど、まあこの機会にいろいろボロボロになってたのを接着したり縫い直したりして、もうしばらく頑張ってもらうことにした。「裁ほう上手」という手芸用接着剤(アフィリンク注意)で破れていた布地をなおして、ソールはスポーツグー(同前)でがっつりつける。まだソールの接着はかたまりきっていないのでどうなるのかわからないけど、ちょっとはもってくれたらうれしい。見た感じいけそう。まあスポーツグーまだあまってるから剥がれちゃってもまたトライしよう。

最近TVerでTVバラエティをよく見ていて、「キョコロヒー」とか「あちこちオードリー」が結構好きなんだけど、こないだ「あちこち」にアンミカがホストになって四千頭身後藤・森三中黒沢・神田愛花をゲストに人生相談やるみたいな回がすごかった。一番すごいなって思ったのは神田愛花がした相談をアンミカがいったん受け止めて噛み砕いてその場全体で「問い」として共有したうえで、具体的なアドバイスそのものを若林にふったところだった。若林もウケを狙いつつも自分に嘘をつかなくてもいい一言をちゃんと出していて、パス回しがそんなうまくハマることあんの? ってびっくりした。回全体を考えると、やり取りの内容そのものや出されるアドバイスにねじ伏せ感はやっぱあって嫌な人もいんだろうなと思うけど(別におれも好きではない)、パス回しのあたりは「なんでもアンミカフィルターでものの見方を変えれば解決」みたいな話じゃぜんぜんなくて、メインの喋りをしつつもファシリテーションが成立しているという感じだった。自分の手に負える範囲じゃないなと思ったら若林に振るって判断も、そもそもそれまでの会話を通じて、アンミカ自身だけじゃなくて、相談に対して適切な答えを考えるための材料がその場にいる人たちに的確にシェアされていることも、まあ鮮やかだなーとなった。その分危うさもあるんだけど。でも「宗教みたい」とか雰囲気で済ませて敬遠するよりは、その場の(少なくとも表面上受け取れる)納得感がどのようにうまれているかをほぐしたほうが、まあ応用も、悪用に対する対策もできるじゃんね。なんでこんな話してんだ。

カテゴリー: Japanese