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健康と能率(1)

9月の頭からさんざんな体調で、もともとしんどくなっていた読書や音楽鑑賞がいっそうしんどくなってかなりまいっていた。腰痛、頭痛といった自分の健康の問題もさることながら、2度にわたるワクチン接種では発熱こそそこまでではなかった(高くても38度をすこし超えるくらい)ものの、猛烈なだるさと頭痛が3日ほど続いてじわじわと体力が削られたのがきつかった。しかしもっとばきばきに熱出た話とかも耳にするのでまだマシだったのだろうとは思う。

ひとつずつ症状が落ち着いて、メンタルはともかくからだはひとまず不調を脱したくらいのタイミングで、ステッパーで有酸素運動をはじめた。いちにち15分~20分は続けるようにしている(ほんとうは20分以上やらないとだめなんだけど、それはそれとして……)。汗をかくのはよい。そもそも起き上がってなにかできるというのにちょっと回復を感じて安心する。自分のからだが動く、その再確認みたいな。ほんとうは泳ぎに行きたい。でも水着なんか、どこやったっけな。探したらあるはずなんだけど。

Instagramで手書き日記? 手書きのなにものか? をやっていて、いつまで続くかな~とか思ってたらまあまあ続いている。それが証拠に、手元にあった使い所のない大量の無地のルーズリーフがどんどん消費されていく。もしかしたら手書き日記用にあたらしく買ってくる必要があるかもしれない。なんてことだ。書き損じたら次のページに、というのを繰り返しているし、書いたけどこれはあんまりだな、というのは撮影すらしていなかったりするので、Instagramのアカウントで見れる分量とはけっこう差があると思うけど。

さいきんよくチャイをいれている。もともとカレーをつくるためにチューブのしょうが、ホールのクローヴとカルダモン、黒胡椒あたりが揃っていたから、あとは茶葉とミルクとシナモンスティックがあればいつでもチャイをいれられる状態にはあったのだけれど、いかんせん、めんどくさかった。しかし最近カレーもめったにつくらなくなったし、スパイスの消費期限もあるから使わないと無駄になる。しょうがねーなと思って久しぶりに材料を揃えてつくってみたら、はまってしまった。小さめの鍋に湯をわかしてスパイスと茶葉を目分量で入れ、いい具合に煮出せたらミルクをいれてひと煮立ちさせる。味付けは砂糖たっぷりにするのがよいのだろうけどここはパルスイートで。最近、納豆ご飯みたいなのばっか食べていて、たまに思い立って常備菜をまとめてつくるとき以外は自炊らしい自炊はぜんぜんしなくなってしまったので、このくらいのめんどくささならまあ、日に一度あってもいいかな……みたいな感じ。

不調からだろう、おそらくひどく認知能力が落ちていて、日本語の文章を読むのも難儀で、英語の文章なんかもってのほかみたいな状態になっており、DeepLの助けを借りてなんとかやっている。DeepLをめぐる評価についてはいろいろ思うところがあって、もちろんDeepLは人びとが思っているほどは翻訳が適切ではないという前提があったうえで、原文と訳文の対照だけをもって「ここがおかしい、使い物にならない」みたいな評価はちょっと不可解だと思う。DeepLがいいのは、カーソルをおいた文について、訳文が原文のどこに対応しているかをハイライトでちゃんと表示してくれるところで、これはGoogle翻訳とかだとやってくれないと思う(方法はあるのかもしれない……)。よく指摘されるごっそり原文がなかったことにされる問題もこうした機能を援用しつつ並べて見ればわかるだろう。DeepLでもGoogle翻訳でもPapagoでもなんでもいいが、入力に対する出力の精度だけじゃなくて、機能やインターフェースを含めたサービス全体を考えないと「機械翻訳の使い方、機械翻訳との付き合い方」をめぐるノウハウが置き去りにされてしまうのではないか。それってすごく不健全だと思う。

もとより集中力が低く認知能力がまだらなたちなところに調子悪くて頭が働かなくなってきて、Kindleなどのありがたみを感じている。Kindleさまさま、PDFさまさま、ウェブページさまさまという感じ。元気なときは紙の本をごりごり読めていたし、そっちのほうが読みやすいじゃんと思っていたのだけれども、調子のわるい最近はKindle(PCも、Paperwhiteも)のほうが、文字の大きさや「読みかけ」状態の維持とかで軍配があがる。あるページまで読んで一瞬だけ調べ物したいみたいなときに「しおりはどこだ~」とかやらんでいいし。これは多動あるあるだろうか。ウェブサイトも読みやすさがデザインでかなり変わるので、ブックマークレットや拡張機能、あるいはリーダーモードを使ってなんとかやっている。文字を読むのがすっかりむずかしくなった。しかし見え方を自分向けにカスタマイズできれば人並みにはもっていける。ちなみにこのブログはまあまあ自分が読みやすいようなテンプレを使っている。ワンカラムでサイドバーがないのは、そこに情報があると気が散って集中できないから。とかね。文字の大きさとかフォントも、もっとこだわりたいものだけども。

カテゴリー: Japanese