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健康と能率(12)

頭痛でまた昼間寝潰す。起きてられる限界を越えていた。あきらかに肩と首の凝りからくる緊張性頭痛で、ちかくの温泉にでも行ったほうがよいかと思ったのだが、あいにく休館日だった。明日いくかもしれない。

近いうちに上京したいのでお金をセーブしていて本とかも買うタイミングを見計らっている。でもこないだ出た岡崎乾二郎『感覚のエデン』(アフィリンク注意)やもうすぐ出る栗原 裕一郎&大谷能生『ニッポンの音楽批評150年100冊』(アフィリンク注意)は買わんとならんやろなあとなっている。わいに買ってくれてもええんやで(ウィッシュリスト)。

Nami Satoさんのツイートで知ったのだが、山形で活動されているSSWのふきさん、サンクラのアカウントがあるようだ。RAF-RECで何度かライブを見たことがあって、そのときはピアノ弾き語りだったのだけれど、サンクラの音源はサウンドにすこし遊びがあったりしてまたすごく良い。

第5回 Kインディーから繋がる「世界」 | かみのたね (kaminotane.com)

書きました。Rate Your Musicというコミュニティにおける評価がある作品を「世界」に広めていく様子をざっくりまとめました。RYMは言っちゃえばたんなるレビューサイトではあるのだけれど、ある種の音楽好きには影響力があり、それは必ずしもこのサービスが本拠地としている北米にとどまるわけではなくて、このコミュニティ独自の「世界」みたいなもんがあるし、そこから開けるキャリアだってある。言いたいことはいかにRYMが自己完結したコミュニティか(外部からのバズに影響をうけた様子がないので)ということと、その一方で、本文中でも書いたけれど、RYMでの高評価を「世界で人気」と言っちゃうのも「一部の音楽好きにウケてるだけ」で済ますのも不誠実だよね、ということでした。

浅田彰がRADIO SAKAMOTOでBTSについて語っていたのを聴く。おもしろいのだけれど、怒りを打ち出すヒップホップ路線とポップなアイドル路線の止揚としてのOn、というのは魅力的でまっとうな語り方と思う一方で、単に「初期の精神も忘れてないぞ」みたいなアピールじゃなくて、その葛藤のプロセスを描き出したこと自体がある種の強さを持ってたんだよな、とか思ったりした(言ってみれば毎シーズン、ビルドゥングスロマンをやってるみたいなところもあり……)。

アニメとか漫画とか、ドラマでもそうかもしれないけれども、身も蓋もなくフェティシズムや欲望をさらけだしているようでいて、実際にはその欲望の力を抑圧しているだけなのではないか、と思うことがよくある。貨幣のように流通可能な「あるある」に還元され、特定のクラスター内でのコミュニケーションを円滑にする道具に貶められた欲望が、一方では無害で都合よく無視できるものとしておざなりにされ、もう一方では自由のアレゴリーであるかのように称揚されているような。

ここしばらく昔つくった曲(うたもの)を再録したいと考えているんだけど、プロジェクトファイルが紛失しているため、耳コピしないといけない。でもコードとかわからんまま打ち込んでいるから復元するのが難しい。めんどくさくて後回しにしていたのをえいやっと起こし始めた。かたちにできるだろうか。

カテゴリー: Japanese