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1月13、14日

1月13日

 深夜バスで京都から豊田へ。ネカフェに入ってぐったり。そこそこ(2,3時間)仮眠をとったあと、アニラジをチェックする。日曜正午にラジオ関西のアニたまどっとコム枠の各番組がニコ動で視聴可能になる(一週間限定)ので、だいたい週明けにはチェックしてる。桑原由気と本渡楓のパリパリパーリィ、いい番組。

 昼前に動き出して豊田市美術館にて岡崎乾二郎「視覚のカイソウ」展。1Fを三度まわってしまった。なぜならおれは岡崎さんのレリーフがほんとに大好きだから。限られた素材(いわゆるプラダンとかスチロールパネルとか)のかたち、厚み、色、色の乗せかたがつくる視覚・空間経験。ぐるぐる見れる。14時からは岡崎さんと斎藤環の対談。ほんとは岡崎さんの講演が聞きたかったが…。でも貴重な機会だし、と聞いてみると、対談というだけあってラフな構えではあったものの、ところどころ突き刺さる発言があり、よかった。

 対談後にもっかい展示見て、名古屋に向かう。名古屋から仙台までバス、仙台からは仙山線…という算段。

 せっかく名古屋なんだから名古屋飯的なものを、と思ったけれど、実はそこまでの意欲がおこらず、無難中の無難、コメダ珈琲に入ってしまった。いつも渋谷で食っとるがな。山形にもあるよ。そのままネカフェに入ってバスまで時間をつぶす。しかしネカフェ滞在中すこんと記憶を失い、バスの時間ギリに……。おそろしや。

 バスに9時間ほどゆられて仙台まで戻る。

14日

 朝8時、仙台着。そのまま仙山線経由で帰宅。着くと荷物がもろもろ届いている。Huawei P30 LiteをセットアップしようとしたがSIMカードが読み込まれず、もしかしたらノーマルのSIMを無理やりnanoSIMにカットしているからだろうか……とSIMの再発行を申請する。すぐ届くと思うが数日ケータイが使えないかもしれない。

 荷解きして、4日分+αの洗濯を一気にする。出先で洗濯・乾燥してきたらよかったかなぁ。

 友人から結婚の報告が手紙で届く。実は風のうわさでは聞いていたのだが、人から聞いただけの話をこっちから確認するのもな~と思っていた。友人は昨年秋の京都でのトークイベントに来て吾妻ひでおの不条理日記完全版をプレゼントしてくれた(ショパンのポケットスコアといっしょに)。手紙もそえてあり、すごくいいプレゼントでおれは感激した。

 ワタシも販促コメントを寄せた(どこで使われるんだろ?[注:1月16日に後述の商品ページで公開されました])lightmellowbu渾身のディスクガイド『obscure city pop cd’s 1986-2006』をご恵投いただく。これはそうとうな奇書で、「この本が出たからこういう音楽が評価されるぞ!」というよりも、現代日本における「ディグ」の極北をセレクトと文章の双方から味わう、みたいな趣が強い。もちろんこれを片手にブックオフやハードオフに行って音楽に触れるのがまっとうな使い方ではあるが、畏怖の念が先に来てしまう!

 あと、P-VINEが精力的に出しているローファイヒップホップのフィジカル、ライナーを書きました(Mr.KÄFER『On the Rhodes』、1月22日発売)。それの見本も届く。ローファイヒップホップは作り手側から見るか流通・供給・消費のアーキテクチャから見るか受け手側から見るかでかなり論点の違う音楽だと思っていて、そのあたりを軽く整理するような内容になっている……はず。

 「楽理的(≒音楽的、内在的)な解説」がもてはやされるのはいわゆる「印象批評」や歌詞の読解重視の潮流に対する意趣返しだろうと思うのだが、あたかも楽理だけが唯一正しい道具だみたいな空気ができるのもおかしい。印象でも楽理でもない広大な領域がある。たとえば政治社会文化(史)。

 疲労困憊、寝不足で、コンディション的にどうしようもない感じだったこともあり、仕事しないで休み続行! 明日からがんばる! って思ってたけれど、猛烈な不安に襲われる。締め切りが迫った仕事もいまはない(ちょっと早めに送ったのだ)。のだが、ざわざわと。なんか続報なく流れちゃったんかな~という案件をある文章読んでふと思い出したり、まだリサーチが済んでないあれやこれやを思い出したり。ああ……。安息の日は訪れない。

Published in Japanese