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日記

東京にいます(一ヶ月ぶり)。

20日。

まずは学部生時代の友人が開いたギャラリー(LEE SAYA)を見に行く。こけら落としとなったのは須賀悠介の個展。須賀さんもまた学部生時代に京都でのグループ展を手伝ったことがあり面識がある。李さんにあいさつし、展示について話を聞く。たまたま在廊していた須賀さんとも対面。なんかこの歳になってくると出会って10年くらいの知り合いがぐんぐん「やっていき」かましているのを目の当たりにするようになる。なんか時空が変にショートカットしたみたいな気分になる。

その後、TOKYO2021に一瞬だけ寄った。すでに展示自体は一度見ているので、だめおしというか。最終日というだけあって人が多かった。HouxoQueさんに会う。初対面、「デカいですね」「髪ほんとに赤いですね」というよくわからない距離感の会話をはさみつつ、出展作品について聞く。階段を降りたどん詰まりに液晶ディスプレイが設置してあり、床には水が張ってある。高速で変化する色彩のスピード感とは裏腹にロスコルームのごとき静謐さが印象的。しかし水を張ってあって多分循環とかもしていないゆえに虫が発生、会期中に展覧会場に生態系が生じるという展開に。ヤバい。別会場では高山明《個室都市東京》にすごい行列ができていたのがウケた。ウケていたら伏見瞬さんがいてビビった。会場を出るタイミングでもデリックメイこと森下さんにも会い、さすがカルチャースポットだな……と思う。

そのまま東京駅から大宮へ向かう。「大宮なのにカワイイ」を見に行くのだ。浦上・想起と松木美定のデュオ、Kabanagu、Tomggg等々出演、かなりトリッキーなラインナップのイベントだ。浦上松木のデュオは浦上さんのマイクがやや遠かったもののふたりの息の合い方に感動、お互いの曲を歌い合う流れも、浦上さんのキーボードも松木さんのトランペットもよかった。Tomgggさん、KOTONOHOUSEさんらのDJプレイもよかったし、Corneliusや星野源からガバやハードスタイルまでを行き来するKabanaguのDJセットにビビる。その後持ち時間の半分を使ってKabanaguが披露した弾き語りもほんとに素晴らしく、これだけ歌える人なのか、と思った。イベント出演はしばらく休止とのことだけれどまた歌う姿が見てみたい……。

同日にCircus TokyoでDJ Clentの初来日があったので、せめてClentのプレイだけでも間に合うように…と大宮を早めに後にする(不義理ですみません)。Circusに着くとFulltonoさんがハードミニマルクラシックをベースミュージック的解釈でプレイしていて、Bens SimsのManipulated (Adam Beyer Remix)のエディット(?)がかかったために思わぬ上がり方をしてしまった。その後、フットワークのダンサーたちのショーケースで温まったフロアにDJ Clent登場、最初はダンスマニアのクラシックをがんがんに連発、その後怒涛のジューク/フットワークゾーンに…… コスりの入れ方もかなりタイトだし、大ネタをかますタイミング、フリーキーな地獄サブベースをぶちこむタイミング、「これが『格』ってやつか…?!」とマジで感銘を受ける。ほんとによかった。これはほんとに行ってよかった。フットワークのダンサーが踊りまくり、客は絶え間なくブチ上がり、ワタシは体力がゼロに。フットワークはほんま最高の音楽やでぇ……としみじみ宿に戻る。

21日。

朝から宿で仕事。なんでか知らんが滞在中に締め切りを設定した仕事があって、まあいけるでしょと思ってたけれど地味に焦っている。いや大丈夫です。書けます。お昼はミッドタウンに池田亮司見に行った。池田亮司ってあんまり感心したことなくて「ああ、かっこいいっすね、いいんじゃないっすか」という感じのことを思ってしまうのだけれど、今回もそれを更新するということはもちろんなく……。

栗原裕一郎さんが東京新聞のコラムで拙著を取り上げたという情報を入手したため、池田亮司を見たあと赤坂の図書館に向かって該当記事を確認。がっつりと紹介していただいていて、かつ、拙著を貫く問題意識自体を正面から評価していただいている内容で、ちょっと泣く。ほんと、客観的に評価するのはめちゃむずいのだ。だめかも、だめかも、とずっと思ってしまう。もうちょっと自信持とうと思った。

その後、場所を転々としながら仕事をし、夕方にはblueprintで打ち合わせ。拙著の今後の広報についてであったり、次に書く記事についてだったり、いろいろと話す。拙著に絡んでは「正気か?」というような案件が次々やってきててんてこまいなのだけれど、まだまだ舞いは終わらない……。

宿に戻る道すがら、渋谷のタワレコとTSUTAYAに寄る。タワレコ、というかタワーブックスっていうんですか、あそこ見に行ったら10冊くらいばこーんと拙著が置いてあって、いくらなんでもそんなには売れねえだろ、と弱気になってしまった。一方TSUTAYAには見当たらなかった。梅田の蔦屋書店にも見当たらなかったんだよな。平積みで展開していただいている京都の岡崎蔦屋書店は別として、TSUTAYAとは相性が悪いのか。なんなんだ。というわけで渋谷タワレコに行ったら確実に買えます。がんがん買っておれの不安を吹き飛ばしてくり~!

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